最近は、新海誠監督の〔秒速5センチメートル〕に野木駅が出てくるので、ご存じの方もいると思いますが、当時は、ほとんど知られていなかったと思います。
野木町に着いた僕は、駅前でタクシーを拾い工場へ向かいました。事務所に挨拶した後、これから住むことになる寮に送ってもらったそこは、田んぼと林に囲まれたポツンと一軒家状態で、2階建ての建物が2棟あり、渡り廊下でつながっていました。
管理人夫婦に出迎えられ寮内に入ったのですが、平日の日中ということもありシーンと静まりかえっていて、更に心細くなってしまったのを覚えています。
管理人室に通され、お茶をいただきながら寮のルール説明を受ました。
・荷物は届いているので、部屋に運んでおきました。
・部屋は2階の〇〇号室で、二十歳になるまでは2人で住んでもらいます。
・1階に食堂と風呂場があり、2階には娯楽室と卓球場があるので自由に使って結構です。テレビもありますが白黒です。
・食事は、平日は朝・夕の2食でます。土曜は朝食のみで、日曜は無し(アレ、違ったかな?)
その他にも色々と話をされたのですが、肝心の僕は違うことを考えていました。
白黒テレビって・・・宇宙戦艦ヤマトの最終回が見れたとしても、最後にヤマトが帰還し、赤い地球が青く戻るのかどうか分からないじゃないかー! (あいかわらず呑気な奴です)

予想外だったのは、4名入寮予定だが、他の3名は明日来るので、今日は僕一人だけとの事。
『嘘だべー、今夜はどうすっぺ』
『夕飯を食べに食堂へ行った時に、挨拶したらいいのかな?』
『廊下で会った時は、挨拶したほうがいいのかな?』
『お風呂に行った時も、挨拶したほうがいいのかな?』
と大混乱です。
やがて夕方になり、ぞくぞくと寮生が帰ってきました。意を決して食堂へ行き挨拶した後、食事したのですが何を食べたかまったく覚えておらず、逃げる様に部屋へ戻ったのでした。
それからはもうグチャグチャ!
入れ替わり立ち代わり寮長や寮生が来て質問攻め状態。
「出身はどこだ」
「福島の会津です」
「オー、じゃ酒強いな」
「いえいえ、酒なんて一滴も飲んだことないです」
「大丈夫。すぐ飲めるようになるから」と意味ありげにニヤリ。
やっと人がいなくなったので風呂に入りホットしたと思ったら、今度は「俺の部屋に来い」とのお誘いがあり、訳が分からないまま激動の一日は過ぎていったのでした・・・会津に帰りてー
次の日の朝、やっと残りの3名が来ました。秋田の能代から1名、長野の岡谷から2名で、岡谷から来た森田(仮名)君が僕と同室となったのですが、時間がないのでお互い簡単に挨拶をすませた後、4人で工場へ向かったのでした。
さ あ 入 社 式 だ !! 頑 張 る ぞー(汗)
【めもあある漫画館】
〔 雷 神 様 よ り 怖 い 〕




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