杏 林 製 薬 ⑧ 編

hourouhen

断筆した僕は、それまで我慢していたことが一気に噴き出てきました。テレビやラジオを買い、自動車の免許を取って中古車を購入しました(ちなみに車種は、日産チェリーX1)

20歳になって一人部屋になった僕は、更に堕落した生活を送るようになっていました。酒・たばこ・パチンコを覚え、風間さんと気の合う後輩の宮本君(群馬県安中市出身)と楽しく日々を過ごし、甲斐バンドに夢中になっていたのである。
職場の方は、佐瀬職長から五島職長にかわり、大林さんが退職したので新入社員の金田くんが入って新しい体制になった。
ある日、五島職長から「調剤日誌を書くことにします」との話があり、全員が交代で書くことになったのですが、僕が担当の時にイラストをまじえて書いたところ、五島職長から「文章だけでなくイラストが描いてあって分りやすい」と褒められた。
この言葉に完全に調子に乗ってしまった!
それ以降、僕がすべて書くようになり、徐々に創作イラスト日誌になっていったのですが、おもしろおかしい内容が評判となり、他の職場の人達が見に来るほどでした。そのおかげで(?)1課調剤の松本はイラストが描けると、みんなに認知されるようになったである。

そして21歳の時、突然、工場長に呼ばれ東京工場転勤を命じられたのです。その当時の主力工場は野木工場のほかに長野県に岡谷工場があり、東京工場なんてあったの?というレベルでした。それまで《このまま野木町に住み、やがて結婚し子供が出来て、ごく普通の家庭を築いていくんだろうそんなことを思っていた僕は、心の中で何かが切れた。
 『なんで僕が転勤なんだ。何か悪いことでもしたのか?』
 『調剤日誌がいけなかったのか?』
 『皆と別れたくない。いっそ会社を辞めて田舎に帰るか?』

そんなモンモンとした気持ちで納得出来ないまま、東京工場に転勤したのであります。

※次回から東京工場編になりますが、例年通り漫画コンテストに応募する為、しばらく休みます。2年連続で入賞を逃しているので頑張らないと・・・
但し【めもあある漫画館】は定期的に開館しますので、お楽しみに!

【めもあある漫画館

〔 ト ッ プ シ ー ク レ ッ ト だ ! 〕
ワクチン接種会場にて

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